2年ぶりに豊島区主催の合同防災訓練が実施されました
南池袋二三四町会を含む近隣11町会は、南池袋小学校を救援センター(避難所)とすることが豊島区から指定されています。
2024年11月17日、11町会から各町会10名を上限に、豊島区主催の合同防災訓練が実施されました。南池袋二三四町会からは部長・副部長の10名が参加し、訓練を通じて得た情報および見学者が調査した内容や見解を以下にまとめました。
大規模地震発生時の行動手順

- まず、自身の安全を確保し、家の中が危険な場合は避難します。
- 近隣住民同士で安否確認を行い、救助が必要な場合は広く協力を求めます。
- 例:一時集合場所(あづま通りのふれあい広場)や救援センター(南池袋小学校)に、手助け可能な人が集まる仕組みを検討。
- 町会として安否確認・救助・要支援者対策にどのように関わるかは今後の課題であり、皆様のご意見・ご協力が不可欠です。
- 自宅に留まることが困難な場合は、南池袋小学校へ避難し、可能な範囲で必要物資を持参します。
- 火災の危険がある場合は、広域避難所(雑司が谷墓地、イケサンパークなど)へ避難します。
- 救援センター(南池袋小学校)では、避難者自身も区職員・教職員・ボランティアと協力し、運営に参加します。
- 誰でも開設・運営ができるよう、「救援センター開設キット」が豊島区により作成されました。
- 救援センターの対象地域の人口は約2万人、避難者収容定数は約2千人ですが、備蓄品を考慮した場合の収容可能人数は約1千人。感染症対策で空間を確保すると約700人となるため、自宅での避難準備が推奨されます。
医療救護体制

- 近隣の緊急医療救護所(東池袋公園)で負傷者のトリアージを実施します。
- 重症者:大塚病院へ搬送
- 中等症者:池袋病院・大同病院へ搬送
- 軽傷者:その場で応急処置
- 南池袋小学校の医療救護所では、以下の対応を行います。
- 軽傷者の初期医療
- 慢性疾患患者への調剤
- 体調不良者の診察・相談対応
- 犬・猫等のペットは避難所へ連れて行くことが可能ですが、飼い主とは別の部屋または屋外に収容し、飼い主が動物救護チームとして対応します。避難所に入れないペットもありますので、以下をご確認ください。
🔗 豊島区ペットの災害対策の手引き
https://www.city.toshima.lg.jp/212/2404021401.html
救援センター開設について
- 南池袋小学校には9名の区職員が割り当てられていますが、全員がすぐに駆けつけられるわけではありません。
- 施設の安全確認が完了するまで、避難者は校庭で待機します。
- 避難者は受付で分類され、体調不良者や要配慮者は適切な場所に誘導されます。
- 南池袋小学校の入口の上水管にはスタンドパイプを取り付け、水を確保可能です。
- 東側昇降口には災害時特設公衆電話(無料)が5台設置できます。
- 校庭にはマンホールトイレ5基が設置可能で、雨水を利用して排水します。
- 間仕切りは多く用意されていますが、段ボールベッドは10個のみです。
- 救援センターは土足厳禁のため、各自で上履きを持参してください。
本資料の内容は豊島区防災危機管理課の確認を受けています。
また、豊島区地域防災計画が令和6年度に改定されましたので、最新情報をご確認ください。
🔗 豊島区地域防災計画(令和6年度改定版)
https://www.city.toshima.lg.jp/514/kuse/shisaku/shisaku/kekaku/documents/documents/2303131135.html